共働きの家事分担 妻・夫ばかりにならない分担のコツ
パートナーと家事をどのように分担するかは多くの家庭が直面する悩みです。分担したつもりでも実際には、家事や育児の負担がどちらかに偏っているケースや、「平等な分担」に対する考え方の違いにもやもやすることも少なくありません。無理なく続けられる家事分担のコツや考え方、気持ちよく暮らすヒントを紹介します。
目次
-
1.
-
2.
-
3.
-
4.
-
5.
共働き時代の家事の実態
専業主婦世帯と共働き世帯 1980年~2025年
総務省統計局の結果をもとにした独立行政法人労働政策研究・研修機構の調査によると、2025年の共働き世帯数は1,333万世帯。専業主婦・主夫世帯476万世帯の3倍に迫る勢いです。年々その差は拡大しており、今や共働き世帯は珍しいものではありません。
男女別家事関連時間の推移(2001年~2021年)-週全体
一方で、家事分担比率は性別による偏りが大きいのが現状です。総務省が行った「社会生活基本調査」によれば、男女の家事関連時間の割合は男性1:女性3と、女性に偏っているという結果に。フルタイムで働く共働き世帯が増えてきているなかで、家事分担をどうするかは各家庭の重要な問題になってきているといえるでしょう。
子育て中の世帯は女性に負担が偏る傾向
6歳未満の子供を持つ夫・妻の無償労働時間(2016年、2021年)-週全体、夫婦と子供の世帯
総務省が2021年に行った調査によると、家事、育児に割く時間は、5年前に比べ夫側の時間も増えてはいるものの、まだまだ妻側に負担が偏っています。特に6歳未満の子どもを持つ夫婦の家事・育児に関わる時間は、差が大きいのが現状です。育児は積極的に関わる意識が大切です。その上で、妻の手が回らないことは何か、何に困っているのかを考え、分担しましょう。
共働き世帯の家事分担のコツは?
共働き世帯では、家事も無理なくお互いに協力し合うことが不可欠です。しかし実際にはどちらかに負担が偏り、ストレスを感じることも少なくありません。大切なのは完璧を目指すのではなく、お互いの働き方、考え方に合わせて柔軟に分担すること。
そのための第一歩が、「家事の見える化」です。ここでは、家事分担表の例を見ながら、そのコツを押さえておきましょう。
家事を“見える化”する!家事分担表例
思いつく家事をリストにまとめましょう。双方の意見を出し合ってリストを作ると、お互いのこだわりポイントが見えてきて、その後の分担も決めやすいです。
- 作り方の例
-
-
「掃除」「洗濯」など主要な家事を大項目として書き出します。
-
次に関連する内容を、できるだけ細かく書き出します。
-
頻度、主に担当する人など、必要な列を追加します。
-
例えば、同じ「掃除」でも、浴室やトイレ、寝室ではやるべきことが違います。項目ごとにいわゆる「名もなき家事」も含めて書き出すことで、やるべきことの共通認識を持つことができます。 それぞれの項目の頻度も明確にしましょう。毎日か、週一かなど、認識をすり合わせておくことは大切です。書き出した家事の主担当を決めることで、家事に主体的に取り組めます。ただし、交代制にする項目はもちろんあってよいと思います。
家事リストを作る意味は、どんな家事があるのかを双方で理解して、お互いが納得のいく分担ができることです。例えば、部屋ごとや、曜日で分けるのも良いでしょう。それぞれの得意不得意で分けるのもよいと思います。自分たちの生活スタイルに合わせ、工夫して分担するのがポイントです。 生成AIを活用してみるのも良い手段です。「家事リストを作成してください」といった指示を入力します。その際にお互いのスケジュールや得意・不得意、家族構成などを細かく伝えると、家庭に合った提案をしてくれるでしょう。
育児中の場合は子どもにまつわるタスクの追加も必要
子育て中の家庭では、通常の家事だけでなく、様々な子育てタスクが発生します。こうしたタスクを、家事分担リストに追加して分担を決めても、思う通りにいかない場合もあります。 発熱時のお迎え要請など、突発的なことも多く、柔軟な対応を考えておかないと、気づかぬうちに負担が偏りがちです。 不測の事態には、協力して対応する必要があることを共通の理解として持っておくこと、そのための連絡手段を確認しておくことが必要です。
食事の家事は楽する工夫を
掃除や洗濯はできない日があってもなんとかなりますが、食事に関する家事は省けません。毎日外食に頼ったり、コンビニ食などが続いたりすると、お財布にも負担がかかります。食事に関する家事は、優先順位を決めて計画的に進めることが大切です。
だからといって週末に、まとめ買いや、料理の作り置きを計画していても、予定が入ってできないこともあります。平日は忙しくて時間がとれず、また疲れてできないこともあるでしょう。
宅配サービスの活用は忙しいあなたの味方。買い物に出かけなきゃ、という気持ちの負担を減らし、重い荷物を運ぶ手間もなく、すきま時間に注文できるのも魅力です。また、便利なミールキットを活用するのも一つの手です。カット済みの食材やタレやソースなど、必要な材料がセットになっていて料理が得意ではない方でも簡単に調理できます。彩りや味付けだけではなく栄養バランスも考えられていて、短時間で食事の準備が整います。
うちっておかしい?これって不公平じゃない?
家事分担の理想は、わかった。でも、実際はそうなっていない、と感じている方もいらっしゃるかもしれません。 毎日のことだからこそ、その負担や気持ちのもやもやは、いつの日か不満となって噴出してしまうことにもなりかねません。そうならないためにも、まずは、我が家の家事分担の現状を整理しましょう。
夫・妻が分担しない、協力してくれない
家事分担における一番の不満のもとは、パートナーどちらかに理解がない、と感じること。せっかく分担表を作っても協力的でないと、意味がなくなってしまいます。
ただ、協力的でない理由もさまざま。例えば「やり方が分からない」「もともと家事が苦手」といった本音が隠れている場合もあります。そのため「なぜやってくれないのか」と怒って詰め寄るのではなく、しっかり相手の気持ちを確認することも大切です。
就労時間に差があるときの分担の考え方は?
一言で共働きと言っても、残業や休日出勤の有無等によって家事に使える時間は大きく変わります。単に同じ分量の分担を求めると、現実的でなかったり、不満につながりやすくなったりします。
就労時間に差があるなら、作業項目だけではなく余力と役割で考えるのがコツです。時間に余裕がある側がやや多めに担うなど、無理のない形で柔軟に調整するといいでしょう。また、「忙しい日は免除OK」など、お互いが仕事で疲れていることを前提に思いやりを持つことも重要です。大事なのは納得感。押し付け合いにならない分担を意識しましょう。
パートナーの家事に満足できない
せっかく家事を分担しても、パートナーの家事のやり方にもやもやすることはよくあります。 例えば、風呂掃除は排水口まで掃除してほしいのにゴミを捨てておしまい、逆にこだわりすぎて時間をかけすぎてしまう、といったズレです。料理も「作るだけで片付けはしない」という不満もよく聞かれます。
こうした小さなズレが重なると、やってほしかった家事が進まず「結局自分がやるしかない」とストレスにつながりがちです。とはいえ、その都度ダメ出しをすると、相手は「せっかくやったのに怒られた」とやる気を失ってしまいます。その結果、家事に苦手意識を持ってしまい消極的になるという悪循環に陥るケースもあるので、注意が必要です。大切なのは「何をどこまでやるか」という折り合いを付けること。事前にきちんとすり合わせておきましょう。
家事分担で喧嘩しないために心掛けたいこと
家事分担を円滑に進めるためには、コミュニケーションがなにより大切です。自分がしてほしいことを相手にしっかりと伝え、相手の考えもきちんと聞く姿勢を心掛けましょう。一緒に生活しているから、「言わなくてもわかってくれるだろう」では、どちらかに、あるいは双方にストレスがたまっているかもしれません。
家事は項目によって得意・不得意がある
一言で家事といっても内容はさまざま。人によって掃除が好きだったり、片付けが苦手だったり、それぞれ得意・不得意があります。単純に家事を仕事として分担してしまうと、かえって効率が悪くなることも。お互いの得意分野を理解して分担することで、双方のストレスは少なくなるでしょう。
二人ともが苦手な家事については、やり方を工夫しましょう。例えば、交代制にしたり、それぞれの都合の良い時間帯に合わせて担当を決めたり、いっそ外部サービスを導入したりするなど、やり方はいろいろあります。
こだわる、妥協できるポイントを決めて、がんばりすぎない
家事は意識の差が出やすいものです。「掃除はしっかり水拭きして仕上げたい」など、こだわりがある家事については、こだわりがある方が担当しましょう。
とはいえ、毎日全部を完璧にやろうとするとどこかで無理が生じます。たまには手抜きをしたり、頻度を落としたり「毎日家事」から「時折家事」にペースを落とすのもコツです。頑張りすぎず無理なく続けられる形に調整していくと、結果的にストレスの少ない分担につながります。
文句や不満ではなく、感謝の気持ちを言葉にして伝えよう
そして、もうひとつ大切なのは相手に任せた家事にはとやかく言わないこと。気になることがあっても、大きな間違いでない限りそのままやってもらいましょう。何度も指摘すると相手のやる気をそいでしまうことになりますし、指示を出す側も疲れてしまいます。相手のやり方やペースを尊重し任せる、あるいは家事の範囲を見直して調整するなどお互いが納得のいく落としどころを見つけていきましょう。
逆にぜひ伝えていただきたいのは「感謝の気持ち」です。誰でも、自分の行動が相手の役に立っていると実感できると嬉しいもの。一緒に暮らしていると「やって当然」と思いがちですが、その意識を見直してこまめに言葉で伝えることが大切です。小さな一言の積み重ねが、より良い関係づくりにつながります。
アプリを使って共有、無駄をなくす
効率よく分担して家事をこなすために、「家事分担アプリ」を活用するという方法もあります。終わったタスクをチェックしていくと、ちょっとした達成感も得られますし、それぞれのやるべきことがどこまで終わっているのかを一目で把握できます。リマインダー機能があるアプリならうっかり忘れも防止でき、すきま時間に帰宅後の段取りができるのも魅力。急な変更があっても、連絡もれや行き違いなど、コミュニケーションミスなく進められます。
しんどい家事も、楽する方法を見つける
改めて見ていくと家事はやることが多い。さらに一度やって終わりではないことが負担に感じやすいところです。 そこで、楽できるところは楽していくことも視野に入れてみましょう。 食器洗い乾燥機や洗濯乾燥機、ロボット型掃除機など、時短家電の導入や、宅配、家事代行などの外注サービスなどを賢く利用することを検討しましょう。忙しくて余裕がないとささいなことにイライラしがち。スマートな家事を目指すと、気持ちにも余裕が生まれます。
宅配サービスは、共働き世帯の強い味方
宅配サービスは、共働き世帯の強い味方。飲料やお米といった重い食品や、かさばる日用品も玄関先に届きます。買い物の計画も立てやすく、つい買いすぎて食材をダメにしてしまったり、買い忘れて献立を変更しなければならなかったり、といったことも防げます。通勤時間や移動時間などの隙間時間に、ネットで注文できる点も便利です。
「コープ・生協の宅配」は、生鮮食品から冷凍食品まで幅広い品揃えで、生活や好みに合わせた商品を選べます。小さなお子さんがいるご家庭向けの商材をそろえたカタログや、アレルギー配慮などのニーズに合わせたカタログもあります。 省けない家事の代表格である食事の準備も、宅配サービスのミールキットなら、必要な材料が下ごしらえされた状態で届き、短時間で料理が完成します。献立を考えるストレスが軽減します。お料理が苦手な方でも作れる簡単レシピで、飽きがこないよう種類も豊富、栄養バランスも考えられています。 サービスを始める前の、お試しセットもあります。
ご存知ですか?コープ・生協の宅配
コープの宅配